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『砂時計』の魅力を徹底解説!【ネタバレ有り】

作品レビュー

『砂時計』の魅力を徹底解説!【ネタバレ有り】

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『砂時計』は『Betsucomi』に2003年から2006年まで連載された、芦原妃名子(あしはら ひなこ)さんによる少女漫画です。

本作は心の支えとしていた母を失った主人公が、運命の相手と出会いすれ違いながらも自分の幸せを見つけていく恋愛ストーリーとなっています。

単行本が小学館から全10巻ほど刊行されており、文庫本も同文庫社から全5巻ほど刊行されています。

今回は、少女漫画『砂時計』のストーリーやその魅力を徹底的に解説していきます。

『砂時計』のストーリー

主人公の植草杏(うえくさ あん)は12歳の冬、両親の離婚を機に東京から母・美和子の実家である島根の村に引っ越して来ました。

初めは田舎独特の馴れ馴れしい雰囲気に馴染めない杏でしたが、近所に住む北村大悟(きたむら だいご)と知り合ったことで、徐々に慣れていきます。

しかしある日杏の母が倒れてしまい、杏は自分を支えてくれていた母を助けるために、仕事を探し始めます。

杏は大悟と共に村の地主の家「月島家」の手伝いをすることになり、そこで同い年の月島藤(つきしま ふじ)と妹の椎香(しいか)に出会うのでした。

4人は性格の違いでぶつかることはあれど、いつしか行動を共にするようになっていきます。

しかしある日突然、杏の母が生きることに疲れてしまい、杏を置いて自殺してしまいました。

杏は悲しみのあまり、かつて母と行った「仁摩サンドミュージアム」の砂時計を葬式の席で遺影に投げつけて壊してしまいます。

塞ぎ込む杏に大して、大悟は全く同じ砂時計を渡し「ずっと一緒におっちゃるけん」と約束し、杏もまた「大悟とずっと一緒にいたい」と願うのでした。

月日が経ち、お互いをはっきり男女として意識し始めた杏と大悟は恋人として付き合い始めます。

初めてのキスや一夜を越えて愛情を深め合う二人でしたが、高校に入る直前で杏の父が杏を迎えに来ることに。

そのため杏は高校に通う3年間ずっと東京に住むことになり、大悟と遠距離恋愛になってしまいました。

初めの頃は上手くいっていた二人でしたが、藤がずっと杏を想っており、また椎香も大悟を想っていたことが発覚。

同時に杏の中から美和子の影が消えないことも災いして、杏と大悟の関係は次第に拗れ、ついに二人は別れてしまいます。

少女から大人に成長していく過程でも、杏の心中は母の存在に支配されたままでしたが、その中には確かに大悟の存在もありました。

周囲が結婚や仕事で新たな幸せを見つける中、杏は自らの幸せを追い求めるために奔走していきます。

『砂時計』の魅力

杏の少女から大人までの人生を追いながら楽しめる

本作では12歳の少女であった杏が成長し、成人して働き、結婚するまでの人生を見守ることができます。

成長しても母に囚われてしまう杏の姿を見ると、改めて親子関係について考えさせられますよね。

どんな世代であっても本作を読めば、どこかに必ず共感する描写やシーンがあるはずです!

杏と大悟の織りなす青春や、甘酸っぱい体験に胸が締めつけられる!

杏と大悟は中学生の頃に付き合い始めますが、中学生ならではのウブな雰囲気や、逆に大人びた初夜などにドキドキしながら読むことができます。

すでに大人になった女性であれば、自分の過去を思い返して胸が締めつけられる方も多いのではないでしょうか。

絵のタッチも雰囲気も少女漫画でありながら、非常にリアル寄りな恋愛になっているのも魅力的な点です!

いかがでしたでしょうか?どんな世代にもハマる不朽の名作だと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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