『シャドーハウス』は2018年から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載されている、ソウマトウ(原作デザイン担当のり、作画担当ひっしの二人組)による漫画作品です。
単行本は2021年5月現在7巻まで発行され、6月には8巻発行の予定。また、2021年4月よりアニメ放送がスタートしています。
『シャドーハウス』は一言でいうと、『読めば読むほど引き込まれるゴシックミステリー』です。
この記事を読めば、そんな『シャドーハウス』の魅力や、どのような漫画かを知ることができるとともに、あなたが読むべきか、という判断材料になることをお約束します。
『シャドーハウス』のあらすじ
人里離れた場所にある不気味な館『シャドーハウス』。そこには顔のない、謎多き一族『シャドー』が住んでいました。
シャドーたちは皆、『生き人形』と呼ばれるメイドをつけ、貴族の真似事をし、生活していました。この『生き人形』は、まるで人間のようで、シャドーたちと違って顔があります。
そのため、生き人形たちは、単なるメイドとしてだけではなく、顔がなく表情がわからないシャドーたちの『顔役』ともされていました。そんな『生き人形』の一人である『エミリコ』がこの物語の主人公です。
『シャドー』とは?『生き人形』とは?唯一無二の奇妙な世界観で描かれるゴシックミステリー。
ここが『シャドーハウス』の魅力
緊張と緩和・次が気になる展開・ゴシックな作画
作品の世界観が生み出す『緊張』と主人公が生み出す『緩和』
顔がない『シャドー』、不気味な『シャドーハウス』という作品の独特な世界観に、奇妙さがあり、シャドーたちに、人間のような『生き人形』がメイドとして扱われているという設定に、不気味があります。
この奇妙さと不気味さが、読み手である私たちに未知の出来事に遭遇したときのようなドキドキに近い『緊張』を与えてくれます。
一方、エミリコは、底抜けに明るく、天真爛漫な性格で、またドジな一面もあり、作品の世界観が生み出す『緊張』の中に、『緩和』を与えてくれる存在です。
この『緊張と緩和』の連続が魅力の1つであり、引き込まれるかもしれません。
先が気になる『謎多きストーリー展開』
シャドーとは?生き人形とは?という疑問を皮切りに、たくさんの謎や疑問が出てきます。
また1つ解決したら、2つ謎が出てくるようなストーリー展開が特徴的で、読めば読むほどに先が気になる物語となっています。この読み進めていくほどに先が気になるストーリーの展開も『シャドーハウス』の魅力です。
作品の魅力をより引き立てる『ゴシックな作画』
ゴシックな作画(ファッションでいうと洋風でロリータな雰囲気)が、作品の魅力である奇妙さや不気味さ、キャラクター魅力をより引き立てています。漫画の表紙を見てから作品の雰囲気を感じ、読むべきか考えるのもいいと思います。
この漫画が好きな人は絶対に『シャドーハウス』を読んだほうがいい
最初わからなかったことが、次々と明らかになっていく、ミステリー系の物語が好きな方に、特に推したいです。具体的な漫画の名前を挙げると『メイドインアビス』『約束のネバーランド』『人形の国』などが好きな人にオススメです。
最低でもここまでは観てほしい。面白いかは〇巻までみて判断
面白いかの判断は、最低でも 3巻まで絶対に読んでから
理由は、3巻から1、2巻では少なかったシリアスな展開が増え、作品の魅力でも紹介した、緊張と緩和のバランスが絶妙になり、より引き込まれる内容となっているためです。
まとめ
- 緊張と緩和・次が気になる展開・ゴシックな作画の3つが『シャドーハウス』の魅力
- 『メイドインアビス』』『約束のネバーランド』『人形の国』などのミステリー系の作品が好きな人にオススメ
- 面白いかの判断は最低でも3巻まで読んでから。作品の魅力である緊張と緩和のバランスが絶妙