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漫画『虫かぶり姫』の魅力を徹底解説!【ネタバレ有り】

作品レビュー

漫画『虫かぶり姫』の魅力を徹底解説!【ネタバレ有り】

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『虫かぶり姫』は小説投稿サイト「小説になろう」で2015年から投稿され「アイリスNEO」から刊行された由唯(ゆい)さんによる小説作品。

今回ご紹介するコミック版『虫かぶり姫』はキャラクター原案を椎名咲月(しいな さつき)さんが、漫画を喜久田ゆいさんが務めています。
現時点で単行本が一迅社から5巻ほど刊行されており、コミック版は現在も「月刊コミックZERO-SUM(ゼロサム)」で連載中です。

本作は本好きのあまり「虫かぶり姫」と呼ばれる主人公が自国の王太子に仮初めの婚約を持ちかけられ、やがて心を通わせていく恋愛ファンタジー作品。

今回は、恋愛ファンタジー漫画『虫かぶり姫』の魅力を徹底的に解説していきます。

『虫かぶり姫』のストーリー

何よりも本を読むことが好きな貴族令嬢、エリアーナ・ベルンシュタインはその様子から「虫かぶり姫」というあだ名が付いていました。

エリアーナは4年前に、サウズリンド王国の眉目秀麗な第一王子・クリストファーから婚約を持ち掛けられます。
しかしクリストファーは一向に結婚する素振りを見せず、エリアーナはいつかこの婚約関係に終わりが来るのだと確信していました。

そんなある日、後宮にアイリーン・パルカスという子爵令嬢が行儀見習いとしてやって来ます。アイリーンは社交的な性格で王宮の人々と打ち解け、次第にクリストファーとも接近するように。

エリアーナは王宮書庫室からの帰りに、クリストファーからずっと求めていた貴重な書物を手渡されます。感動するエリアーナでしたが、その翌日アイリーンとクリストファーが仲睦まじげに話しているのを目撃してしまいます。

エリアーナはショックを受け、涙ぐみながらクリストファーの元に向かい「もういりません」と貰った本を突き返すのでした。
クリストファーへの恋心を確信したエリアーナは目に見えて落ち込み、父親から領地に帰ることを提案されるほど。

エリアーナは懲りずに王宮書庫室に向かい、帰り際に背後にいたアイリーンが階段から転げ落ちてしまいます。
アイリーンはエリアーナに突き落とされたと証言して場をざわつかせますが、エリアーナは両手に荷物を持っていたため突き落とすことは不可能でした。

クリストファーはアイリーンの嘘を見抜き、アイリーンの父親であるパルカス子爵がエリアーナを暗殺しようとしていたことを告げます。
この騒動を経て聡明なエリアーナは王太子妃としてふさわしい女性であると周囲に認知され、クリストファーは計画通りとほくそ笑むのでした。

クリストファーは過去にエリアーナと出会っており、昔から恋していたことを告げます。
誤解が解けて想いが通じ合った二人は改めて結婚の約束を交わし、はじめてのキスを交わすのでした。

『虫かぶり姫』の魅力

作画がメルヘンチックで美しい

本作はメルヘンチックで繊細な作画が特徴的で、エリアーナの代名詞とも言えるふわふわな髪の質感も非常に丁寧に描かれています。
2巻はじめのキスシーンは特に力を入れて描き込まれており、1枚の絵画のようなページに思わず見惚れてしまいますね!

無自覚のうちに恋するエリアーナが可愛い

当初のエリアーナは本に興味がある変わった女の子ですが、次第にクリストファーに恋心を募らせる様子が非常に可愛らしいです。
無意識にクリストファーに恋をしていることに気づき、叶わないと悟って涙を流すシーンは女性であれば共感できる方も多いのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか?メルヘンな世界観や恋愛ものが好きな方はぜひ読んでみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!

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